LLDP
LLDP
1. 概要
LLDP の設定および、LLDP で取得した隣接機器情報の閲覧を行うページです。
※ LLDP (Link Layer Discovery Protocol) は、隣接機器の情報を収集するためのプロトコルです。本機では以下の動作をサポートしています。
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本機の情報を隣接機器へ定期配信
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隣接機器情報の受信
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受信した隣接機器情報の表示
2. トップページ
LLDP のトップページです。
2.1. 隣接機器情報の一覧
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「進む」ボタンを押すと、LLDP で取得した隣接機器情報の閲覧を行うページが表示されます
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LLDP が無効になっている場合、「進む」ボタンを押すことはできません
2.2. システムの設定
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システムにおける LLDP の設定内容が表示されます
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表の項目の説明は以下のとおりです
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LLDP
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システム全体で LLDP が有効か否かが表示されます
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LLDP による自動設定機能
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LLDP による自動設定機能の現在の設定が表示されます
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システム名
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LLDP で通知するシステムの名称が表示されます
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システムの説明
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LLDP で通知するシステムの説明文が表示されます
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「設定」ボタンを押すと、システムの設定を行うページが表示されます
2.3. インターフェースの設定
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インターフェースにおける LLDP の設定内容が表示されます
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表の項目の説明は以下のとおりです
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ポート
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インターフェース名が表示されます
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LLDP フレームの送受信
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対象のインターフェースの LLDP フレームの送受信モードが表示されます
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「設定」ボタンを押すと、選択したインターフェースの設定変更を行うページが表示されます
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「一括設定」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべてのインターフェースに対して設定を行うことができます
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「初期設定に戻す」ボタンを押すと、チェックボックスにチェックを入れたすべてのインターフェースに対する設定が初期化されます
3. 隣接機器情報の一覧ページ
LLDP で取得した隣接機器情報の一覧を表示するページです。
隣接機器情報を受信したポートと、隣接機器情報の一部が表示されます。
3.1. 隣接機器情報の一覧
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LLDP で取得した隣接機器情報の一覧が表示されます
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隣接機器情報は最大 1000 件まで表示されます
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「詳細」ボタンを押すと、選択した隣接機器情報の詳細の閲覧を行うページが表示されます
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「検索」ボックスから、隣接機器情報の検索ができます
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を押すと検索が実行されます
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を押すと検索がクリアされます
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検索キーワードには、下表の正規表現を用いることができます
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キーワードの大文字、小文字は区別されません
文法 説明 A
A という文字
ABC
ABC という文字列
[ABC]
A、B、C のいずれか 1 文字
[A-C]
A 〜 C までのいずれか 1 文字
[^ABC]
A、B、C のいずれでもない任意の 1 文字
.
任意の 1 文字
A+
1 文字以上の A
A*
0 文字以上の A
A?
0 文字または 1 文字の A
^A
A で始まる文字列
A$
A で終わる文字列
ABC|DEF|GHI
ABC または DEF または GHI
A{2}
2 個の A ( AA )
A{2,}
2 個以上の A ( AA、AAA、AAAA、… )
A{2,3}
2 個〜 3 個の A ( AA、AAA )
\b
スペースなどの単語の区切り
\B
\b 以外の文字
\d
任意の数値 ( [0-9] と同じ )
\D
数値以外の文字 ( [^0-9] と同じ )
\s
1 文字の区切り文字
\S
\s 以外の 1 文字
\w
アンダースコアを含む英数文字 ( [A-Za-z0-9_] と同じ )
\W
\w 以外の文字
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を押すと、最新の情報に更新されます
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「表示件数」セレクトメニューを押すと、一度に表示する件数を選択できます
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隣接機器情報の数が表示件数を超えた場合、
を押すと表示する隣接機器情報の範囲を変更できます
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ソートスイッチを押すと、各項目でソートすることができます
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初期状態では受信ポート昇順にソートされています
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再度ソートスイッチを押すと、昇順/降順が切り替わります
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「受信ポート」についてはポート番号順にソートが行われます
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その他の項目については文字列順 ( 辞書順 ) にソートが行われます
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4. 隣接機器情報の詳細ページ
隣接機器情報の詳細を表示するページです。
4.1. 隣接機器情報の詳細
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取得した隣接機器情報の各項目に対応する内容が表示されます
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取得した隣接機器情報の項目に対応する情報が含まれていない場合、「-」が表示されます
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表示内容についての詳細は、 ヤマハネットワーク機器の技術資料 を参照してください
5. システムの設定ページ
システムにおける LLDP の設定を行うページです。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。
5.1. システムの設定
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LLDP
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システム全体の LLDP の動作について、有効/無効を選択します
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LLDP による自動設定機能
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LLDP による自動設定機能について、有効/無効を選択します
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システム名
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LLDP で通知するシステムの名称を設定します
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? を除いた半角英数記号を使って、255 文字以下で入力します
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システムの説明
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LLDP で通知するシステムの説明文を設定します
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? を除いた半角英数記号を使って、255 文字以下で入力します
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6. インターフェースの設定ページ
システムにおける LLDP の設定を行うページです。
「高度な設定」ボタンを押すことで詳細な設定項目についても設定を変更できます。
設定を入力後、「確認」ボタンを押してください。
確認画面の入力内容に間違いがなければ、「設定の確定」ボタンを押してください。
6.1. インターフェースの設定
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ポート
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システム全体の LLDP の動作について、有効/無効を選択します
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LLDP フレームの送受信
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LLDP フレームの送受信の動作を以下の項目から選択します
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有効
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LLDP フレームの送受信を有効にします
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有効にする方向を以下の項目から選択します
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送信 & 受信
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送信のみ
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受信のみ
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無効
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LLDP フレームの送受信を無効にします
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送信するオプション TLV
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LLDP で送信する情報を、以下の項目から選択します
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基本管理 TLV
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システム名や保有する機能など、システムに関する管理情報を送信します
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IEEE 802.1 TLV
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該当ポートの VLAN やリンクアグリゲーションなどの情報を送信します
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IEEE 802.3 TLV
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該当ポートのオートネゴシエーションや PoE の情報などを送信します
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LLDP-MED TLV
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ネットワークポリシーや拡張した PoE の情報などを送信します
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LLDP フレームの送信間隔
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LLDP フレームの送信間隔を秒単位で指定します
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LLDP フレームの送信間隔の入力範囲は 5 - 3600 です
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LLDP で送信する機器情報の保持時間 (TTL)
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保持時間 (TTL) を決定するための保持乗数を指定します
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保持乗数の入力範囲は 1 - 100 です
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保持時間 (TTL) の上限値は 65535 です
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高速送信期間の設定
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高速送信期間における LLDP フレームの送信間隔と送信個数を指定します
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送信間隔の入力範囲は 1 - 3600 です
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送信個数の入力範囲は 1 - 8 です
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LLDP フレーム送信停止から再初期化までの時間
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該当ポートの LLDP が無効にされてから、そのポートで LLDP を再度有効にできるまでの待機時間を指定します
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LLDP フレーム送信停止から再初期化までの時間の入力範囲は 1 - 8 です
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LLDP で送信する管理アドレスの種類
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管理アドレスの種類を以下の項目から選択します
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IP アドレス
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MAC アドレス
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管理する機器の最大数
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管理する機器の最大数を指定します
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管理する機器の最大数の入力範囲は 1 - 1000 です
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